日本の少女漫画とは似て非なる魅力
『花とゆめ』や『LaLa』で育った少女漫画ファンなら、韓国ロマンスファンタジー(通称:ロパン)の世界観に既視感を覚えるかもしれません。しかし読み進めると、その独特のテンポと設定に驚くはずです。日本の少女漫画が「運命の出会い」を描くなら、ロパンは「運命を自分で書き換える」物語なのです。
ロパンの鉄板公式
- 転生・逆行もの:「悪役令嬢」系と似ていますが、韓国ロパンでは主人公が小説やゲームの世界に入り込むパターンが主流。『ある日、お姫様になってしまった件について』はその代表作です。
- 契約結婚:政略結婚や偽装結婚から始まる関係性。『暁のヨナ』のような王宮ロマンスファンが好む要素です。
- 氷の公爵様:無表情で冷たい男性主人公が、ヒロインにだけ見せる表情の変化。これは日本の読者にもたまらないポイント。
なろう系・悪役令嬢ものとの違い
日本の「悪役令嬢」ジャンルは内政チートや領地経営に向かうことが多いですが、韓国ロパンはロマンスと心理戦に重点を置きます。また、作画のクオリティが非常に高く、縦読みフルカラーという形式で没入感を高めています。
おすすめ作品
- 『再婚承認を要求します』(LINEマンガ)― 復讐と新たな恋を描く傑作
- 『ある日、お姫様になってしまった件について』(ピッコマ)― 父娘の絆とロマンス
- 『悪女は砂時計をひっくり返す』(ピッコマ)― 逆行復讐もののお手本
- 『捨てられた皇妃』(LINEマンガ)― 悲劇的運命を変える物語
なぜ日本でも人気なのか
ピッコマやLINEマンガのランキング上位を韓国ロパンが独占している理由、それは「待てば無料」システムとの相性の良さと、100話以上続く長編でじっくり関係性を楽しめる点にあります。少女漫画の繊細さと、なろう系のカタルシスを兼ね備えた、新しいジャンルの誕生です。