日本の漫画とは違う「ウェブトゥーン」という選択肢
『神之塔』『俺だけレベルアップな件』『外見至上主義』——これらの作品に触れたことがある方なら、ウェブトゥーンの勢いを実感しているはずです。従来の日本の漫画投稿とは異なるルートで、新しいクリエイターが次々と誕生している世界があります。
ウェブトゥーンと日本漫画の違いを理解する
まず、ウェブトゥーンの特徴を押さえましょう:
- フルカラーが基本:モノクロ中心の日本漫画と異なり、彩色スキルが必須
- 縦スクロール形式:見開きページではなく、スマホで読む縦長レイアウト
- 週刊連載のペース:1話あたり50〜80コマ程度を毎週更新
- アシスタント制度:韓国では3D背景素材の活用やアシスタントチームが一般的
デビューへの具体的ステップ
ステップ1:プラットフォームを選ぶ
日本からアクセスできる主要プラットフォーム:
- LINEマンガ インディーズ:日本最大級、投稿作品からの公式連載化実績あり
- ピッコマ SMARTOON公募:縦読み作品専門の公募を定期開催
- LINE WEBTOON(グローバル版):英語圏読者にリーチ可能
- comico:投稿作品のコンテストを実施
ステップ2:短編で実力を証明する
いきなり長編連載を始めるのではなく、8〜15話完結の短編で「完成させる力」を示しましょう。『喧嘩独学』のパク・テジュン先生も、複数の短編を経て代表作に到達しています。
ステップ3:韓国式制作フローを学ぶ
効率的な制作のために:
- CLIP STUDIO PAINTの3D素材・パース定規を活用
- 背景素材サイト(背景倉庫など)の利用
- ネーム段階での構成重視:縦スクロールならではの「引き」の作り方
日本人作家の強みを活かす
日本の漫画文化で培われた「キャラクター造形力」と「ストーリーテリング」は世界的に評価されています。ウェブトゥーンのカラー・縦読みフォーマットと組み合わせることで、独自のポジションを築けます。
参考にしたい日本人ウェブトゥーン作家
LINEマンガやピッコマで活躍する日本人作家も増えています。彼らの作品を研究し、日本漫画のテイストをウェブトゥーン形式にどう落とし込んでいるか学びましょう。
現実的な心構え
週刊誌連載と同様、ウェブトゥーンも週1更新が基本です。カラー作画の負担は大きく、多くの作家が1〜2年かけて制作体制を確立しています。「バズる」ことを期待するより、まず30話まで継続することを目標にしてください。
日本の漫画業界に比べ、ウェブトゥーンは「誰でも投稿できる」開かれた世界です。あなたの作品を待っている読者が、世界中にいます。