なぜ韓国ハンター系が日本で人気なのか
『俺だけレベルアップな件』のアニメ化で一気に注目を集めた韓国発ハンターファンタジー。日本の異世界転生モノとは似て非なる独自の魅力があります。ステータスウィンドウ、ダンジョン攻略、ギルド制度——RPGゲームの要素を現代社会に落とし込んだ世界観が特徴です。
注目作品7選の世界観比較
1. 俺だけレベルアップな件(Solo Leveling)
最弱E級ハンターから最強へ。「システム覚醒」というジャンルを確立した金字塔。日本のなろう系との違いは、主人公が「チート転生」ではなく、努力と犠牲の末に強くなる点。ピッコマで連載、A-1 Pictures制作のアニメも話題に。
2. 全知的読者の視点(Omniscient Reader's Viewpoint)
自分が読んでいたウェブ小説の世界が現実になる——メタ的な設定が光る作品。「物語」そのものがテーマとなっており、伏線回収が見事。日本の『Re:ゼロ』のようなループ・メタ要素が好きな読者におすすめ。
3. 墓掘り王(Tomb Raider King)
古代遺物が能力を与えるという設定。『ジョジョ』のスタンドのような能力バトルと、トレジャーハンター要素が融合。
4. 帰還者の復讐譚(Second Life Ranker)
死んだ双子の弟の復讐のため塔を登る。『神之塔』と同じく塔攻略系だが、よりダークで復讐劇寄り。
5. 凍結された元勇者の帰還(Return of the Frozen Player)
25年間凍結されていた最強ハンターが復活。時代遅れの強さと新システムの対比が面白い。
6. 私が育てたSクラスたち(The S-Classes That I Raised)
自分は弱いが他者を最強に育てる「育成型主人公」。俺TUEEE系とは異なるアプローチ。
7. 死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く(参考比較)
日本発のダンジョン系作品との比較用。日本は「ファンタジー異世界」、韓国は「現代社会×ダンジョン」という傾向の違いがある。
世界観設計の違い
- ゲート型:現代都市に突如ダンジョンが出現(俺レベ、墓掘り王)
- 塔型:階層を攻略していく構造(帰還者、神之塔)
- シナリオ型:物語に沿った試練をクリア(全知読)
日本の作品との違い
日本の異世界転生が「別世界への逃避」なら、韓国ハンター系は「現代社会の延長線上での成り上がり」。格差社会、財閥批判、社畜文化への風刺が根底にあり、より現実的な重さがあります。また、主人公が最初から強いわけではなく、システムを攻略して強くなる「ゲーム攻略感」が日本読者にも刺さっています。
読める場所
ピッコマ、LINEマンガで多数配信中。原作小説はカクヨムやノベルアップ+で翻訳版が読める作品も。アニメは各種配信サービスで視聴可能。