なぜ今、ウェブトゥーンなのか
「俺だけレベルアップな件」「女神降臨」「再婚承認を要求します」——これらの作品がアニメ化・ドラマ化される時代。縦スクロール漫画は、もはや韓国だけのものではありません。日本の漫画技術を持つクリエイターこそ、このグローバル市場で活躍できる可能性を秘めています。
日本の漫画とウェブトゥーンの違い
週刊少年ジャンプで育った方には、ウェブトゥーンの制作は別物に感じるかもしれません。
- フォーマット:見開きページではなく、スマホで縦にスクロール
- カラー:基本フルカラー(モノクロは例外的)
- 連載ペース:週1話が標準、1話あたり50〜80コマ程度
- 読者層:10代後半〜30代女性が中心(ジャンルによる)
主要プラットフォーム比較
LINEマンガ / LINE WEBTOON
日本市場で最大級。インディーズ枠から投稿可能。人気が出れば公式連載のオファーも。「外見至上主義」「喧嘩独学」などの韓国発ヒット作を掲載。
ピッコマ
カカオ系列の巨大プラットフォーム。「待てば無料」システムで知られる。韓国作品の翻訳が多いが、オリジナル作品も募集中。
comico
日本発のウェブトゥーンプラットフォーム。新人賞やコンテストを定期開催。
韓国プラットフォームへの直接投稿
NAVER WEBTOONやカカオページの「挑戦漫画」枠は、韓国語ができれば誰でも投稿可能。K-POPのように、日本人クリエイターが韓国でデビューするケースも。
コンテスト・公募情報
- LINEマンガ インディーズ新人賞:年数回開催、大賞は連載確約
- ピッコマ COMICAWA原作大賞:ストーリー重視の方向け
- comico漫画賞:縦読み漫画部門あり
- 国際サイレントマンガオーディション:世界中から応募可能
ポートフォリオの作り方
プロの編集者が見たいのは:
- 完成した3〜5話分のサンプル(「描ける」証明)
- キャラクター設定資料
- 今後の展開を含む企画書
- SNSでの発信実績(Twitter、pixivなど)
必要なスキルと制作環境
ソフトウェア
- CLIP STUDIO PAINT:ウェブトゥーン用テンプレートも豊富
- Procreate:iPad派に人気
- MediBang Paint:無料で高機能
重要なスキル
- カラーリング(モノクロ漫画経験者は特に強化を)
- 縦構図のコマ割り
- 週刊連載に耐える作業効率
収入の現実
夢だけでは食べていけません。
- 新人のLINEマンガ公式連載:1話あたり数万円〜十数万円が相場
- 人気作になれば印税・グッズ・映像化収入も
- インディーズ段階では広告収益のみ(月数千円〜)
日本の漫画家としての強み
あなたには武器があります。
- 画力:日本の漫画教育・同人文化で鍛えられた技術
- ストーリーテリング:少年漫画・少女漫画で培った構成力
- 独自性:韓国作品とは異なる作風への需要
「神之塔」のSIU先生、「俺レベ」のDUBU先生も、最初は無名の挑戦者でした。日本から世界へ——ウェブトゥーンという新しいフィールドで、あなたの物語を始めてみませんか。