日本の漫画文化とウェブトゥーンの融合
『神之塔』『俺だけレベルアップな件』『外見至上主義』——これらの作品がアニメ化され、日本でも大きな話題を呼んでいます。縦スクロール形式の韓国ウェブトゥーンは、日本の漫画とは異なる魅力で読者を惹きつけています。今回は、第一線で活躍するウェブトゥーン作家たちのインタビューから、創作の秘密に迫ります。
デビューへの道のり
日本の漫画家が出版社への持ち込みや新人賞を目指すのに対し、ウェブトゥーン作家のデビュー方法は独特です。
- プラットフォーム投稿: NAVERやカカオページで作品を公開し、読者の反応を見ながら正式連載を勝ち取る
- 公募展への挑戦: 各プラットフォームが開催するコンテストで入賞することで連載権を獲得
- SNSでの発信: TwitterやInstagramで作品を公開し、編集者の目に留まるケースも増加中
週刊連載のリアル
日本の週刊漫画連載も過酷ですが、ウェブトゥーンには独自の大変さがあります。
- カラー原稿の負担: 全ページフルカラーが基本のため、作業量は白黒原稿の数倍に
- 縦スクロール特有の演出: 1話あたり60〜80コマ、スマホ画面での見せ方を常に意識
- チーム制作の普及: 人気作家の多くはアシスタントチームを組織し、背景・彩色・仕上げを分業化
日本の漫画との違いから学ぶ
作家たちが語る、両方の良さを活かした創作術:
- ページめくりvs縦スクロール: 日本漫画の「めくり」の緊張感を、スクロールの「間」で再現する技術
- コマ割りの自由度: 固定のページサイズがないため、演出の幅が広がる
- 読者との距離感: コメント欄での直接的なフィードバックが創作に影響
おすすめ作家・作品
- SIU(神之塔)- 10年以上の連載を続けるレジェンド作家
- DUBU(俺だけレベルアップな件)- 圧倒的な画力とアクション演出
- 朴泰俊(外見至上主義)- 社会派テーマと青春ドラマの融合
これからウェブトゥーン作家を目指す方へ
LINEマンガやピッコマなど、日本でもウェブトゥーン市場は拡大中。「まずは描いて公開すること」——作家たちが口を揃えて言うのは、完璧を求めすぎず、読者の反応を見ながら成長することの大切さでした。日本の漫画技術とウェブトゥーンの新しい表現を融合させた、次世代のクリエイターが今求められています。