社会現象を生んだ名シーンの数々
吾峠呼世晴先生による原作漫画は2016年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載され、累計発行部数1億5000万部を突破。しかし、この作品が真の社会現象となったのは、ufotableによる神作画がファンの心を掴んでからでした。
厳選・珠玉の名シーン
1. 炭治郎、初めての水の呼吸(第1話)
原作では見開きで描かれたこのシーン。アニメでは椎名豪と梶浦由記による劇伴が加わり、視聴者の涙腺を初回から崩壊させました。鱗滝左近次の厳しい修行を経て、初めて技を放つ瞬間—ここに「鬼滅の刃」の全てが凝縮されています。
2. 禰豆子の選択
「呪術廻戦」の釘崎野薔薇、「チェンソーマン」のパワーなど、近年のジャンプは強いヒロインが増えましたが、禰豆子は戦わずして最強のヒロインとなりました。兄を守るため人間性を保ち続ける姿は、原作でも最も評価の高いシーンの一つです。
3. 煉獄杏寿郎 vs 猗窩座(無限列車編)
劇場版は興行収入404億円を記録し、「千と千尋の神隠し」を超えて日本映画歴代1位に。「心を燃やせ」という台詞は2020年の流行語大賞にもノミネートされました。原作19巻の煉獄零巻と合わせて読むと、その深みが増します。
4. 善逸・霹靂一閃
普段は情けない善逸が、眠ることで覚醒するという設定は、ジャンプ史上でも類を見ないキャラクター造形です。アニメーション制作陣は、この一瞬のために2000枚以上の原画を使用したと言われています。
5. 遊郭編・堕姫との対峙で見せた炭治郎の怒り
温厚な主人公が怒りに我を忘れる—「NARUTO」の九尾暴走、「BLEACH」の虚化を彷彿とさせる展開ですが、炭治郎の場合は「優しさの裏返し」として描かれ、より深い感動を生みました。
視聴・購読ガイド
- 原作漫画 - 集英社・週刊少年ジャンプコミックス全23巻
- アニメ - Netflix、Amazon Prime Video、dアニメストアで配信中
- 劇場版 - 無限列車編、無限城編(2025年公開予定)
- 公式ファンブック - 「鬼殺隊見聞録」シリーズ
なぜ今も愛され続けるのか
大正ロマン、家族愛、そして「鬼にも悲しい過去がある」という敵への慈悲—これらの要素が、令和の読者にも響き続けています。「SPY×FAMILY」「推しの子」が話題の今だからこそ、改めて原点となったこの作品の名シーンを振り返る価値があるのです。