異世界ものは「お約束」の宝庫
「小説家になろう」発の異世界転生ブームから約10年。今や異世界ものは日韓両国で最も人気のあるジャンルの一つです。しかし、同じ「異世界転生」でも、日本のなろう系と韓国ウェブトゥーンでは味わいが大きく異なります。
定番クリシェの日韓比較
転生のきっかけ
日本:トラック転生、過労死、勇者召喚が王道。『転生したらスライムだった件』『無職転生』のように、前世の記憶を活かした成り上がりが基本パターン。
韓国:「回帰もの」が圧倒的人気。『俺だけレベルアップな件』『全知的な読者の視点から』のように、未来の知識や物語の「攻略情報」を持って過去に戻るパターンが主流です。
主人公の能力設定
日本作品では「最弱スキルが実は最強」パターンが多いのに対し、韓国作品では最初から圧倒的な才能を持ちながら、それを隠して行動する「詐欺師型主人公」が人気です。『捨てられた皇妃』や『ある日、お姫様になってしまった件について』など、悪役令嬢ものでもこの傾向が見られます。
韓国ウェブトゥーンならではの特徴
- フルカラー縦読み - スマートフォン最適化された没入感
- 政治劇・復讐劇 - 宮廷ロマンスや財閥ものとの融合
- システムUI演出 - ゲーム的ステータス画面の視覚的表現が秀逸
- 女性向け異世界もの - ピッコマで大人気のジャンル
2026年おすすめ作品
アクション・バトル系
- 『俺だけレベルアップな件』 - 異世界系の金字塔、アニメ化も話題
- 『帰還者の魔法は特別です』 - 回帰×学園もの
- 『ゴッド・オブ・ブラックフィールド』 - 現代転生バトル
ロマンス・ファンタジー系
- 『再婚承認を要求します』 - 大人の恋愛駆け引き
- 『悪女は砂時計をひっくり返す』 - 復讐×回帰の傑作
- 『外科医エリーゼ』 - 現代知識×中世医療
どこで読める?
韓国ウェブトゥーンはピッコマ、LINEマンガ、めちゃコミックで公式配信中。原作小説はカクヨムやノベルアップ+で翻訳版が読めるものも。日本の異世界ものとの違いを楽しみながら、新たなお気に入りを見つけてみてください。